乃木坂46とQuizKnockがコラボした衝撃を語りたい
まずはこちらの動画を御覧ください。
このブログであまり乃木坂の個人PVを語る事はありませんが、
猛烈に好きな分野です。下手したらライブより好き。
何故かと言うと、乃木坂の演劇分野、映像映えする彼女らの魅力が猛烈に出るところだから。
あと、「個人PVの女王」、伊藤万理華さんを推していたというのもありますね。ヤナショーとサンタさんは圧倒的です。
乃木坂46とQuizKnockがコラボした。
上に貼った動画は乃木坂史上ではかなりセンセーショナルなものです。
なんせコラボ相手がYoutuber。
昔、はじめしゃちょーとコラボというか、インタビューとかはしていたのですが、
それはまあCDの宣伝だったので、それぞれのチャンネルに乃木坂がお邪魔していたんですが、今回は違う。
- 乃木坂がQuizKnockに仕事をお願いして
- QuizKnockが監修/監督して、動画にして
- それを乃木坂が乃木坂名義で出す
というのはほんと衝撃的です。
この動画の本編は乃木坂のDVD付きCDを買うことでしか見られません。
ちなみに今回の個人PVTは4期生全員を一人ずつ10分ずつで撮ったものですが、矢久保ちゃんのこの動画が他の10倍以上の再生数を見せており、圧勝の兆しです。
QuizKnockはみなさんご存知でしょうか。
私は4ヶ月ほど前からみてドハマリしたのですが、
東大王として地上波のクイズ番組で圧倒的に活躍している伊沢拓司 を中心にしたクイズプレイヤー集団です。メンバーは超弩級のクイズプレイヤーか、東大生かのどちらかです。
ただのQuiz王ではなく受験プレイヤーとしても一流であったので、Quizだけでなく、文房具開発やイベントなどもやりつつ、クイズメディア QuizKnock でクイズを作って紹介したり、Youtubeチャンネルでクイズをネタにした動画を出したりしています。
東大王は東大王向けに問題が異様に作り込まれていて、考える余地が無いのですが、
QuizKnockの動画はそれほどでもないので、問題と回答の流れをちゃんとお茶の間みたくある程度楽しめます。
それでもほとんどの問題は押しポイントが全然わからず、圧倒的な知識量とクイズ力、そして多彩な動画を楽しむモノになっています。
個人的には、インテリナンジャモンジャとか、
意味がわかると怖い話の意味早わかりクイズとか大好きです。
こういう面白い企画が毎日ポンポン出てくるのは、スーパー企画メーカーのQuizKnockメンバー「ふくらP」の貢献するところが大きいです。
乃木坂 ✕ QuizKnock が意味するものとは
乃木坂46がメンバー個人動画の監督にYoutuberを据える、というチャレンジングな行動に出ました。
そんな選択肢があって、しかもおそらく乃木坂からの打診が発生するとは、夢にも思いませんでした。
最高のコラボです。矢久保ちゃん、金川さや、田村まゆについで、4期生の推しになってしまいそうです。
そして、この企画が実現したことから、色々読み取れることがあります。
乃木坂としては、Youtuberは[タイプによっては]全然コラボ出来る。
お世辞にも乃木坂46はYoutubeを上手く使えているとは言えません。
公式のYoutubeチャンネルは、PVの短い版と、個人PVや特別な映像の予告編、
たまーーにコール動画が流れる(多分松村沙友理発信で)、という、あまり充実してるとは言い難い内容です。
力を入れづらいが故に、出せない部分も有るのでしょう。
乃木坂を見てる人たちはある程度You Tubeを見ているとしたら取り込みたいけどアプローチ出来ない。そこでQuizKnock。
QuizKnockの動画クリエイターとしての強みは、圧倒的な健全さです。
超頭脳プレー集団なので、コラボする相手も大企業や理系メーカー、文具メーカー、幼児向け製菓企業など、圧倒的な「良い子ちゃん」なのです。
そして、どんな相手とも「〇〇クイズ対決」ということでコラボが出来、
そしてメンバーは圧倒的な知識量と、知識量がなくてもクイズ能力があるのでいい勝負になり、
そして相手のいいところをクイズ解説に乗せて宣伝しちゃう、という
猛烈に素晴らしいコラボとなります。
クイズノックは決して登録者数が多くはなく、100万も達成していませんが、
体を張ったり、金や物量にモノを言わすYoutuberには絶対に出来ないコラボが可能です。
その最たる例が乃木坂46でしょう。
引くほど乃木坂ヲタのYoutuberは普通に居ますが、コラボするならQuizKnock、分かります。
本職以外の動画クリエイターにも乃木坂が可能性を見出しているのが意外だった
乃木坂が若年層やYoutube視聴者の中でとびっきりにクリーンな視聴者層(=QuizKnock視聴者)を掴みに行こうとコラボを持ちかけたのはまあ分かりますが、
それと同時に乃木坂のクリエイティブの幅広さもやっぱり知るところとなりました。
今はどうかはわかりませんが、MdNに書かれていた監督の対談のよれば、乃木坂の個人PVの作り方は、「メンバーひとりと同額の予算を全クリエイターにあげるから、彼女らを紹介する動画を作ってちょんまげ。内容は自由!」
という、そもそもにチャレンジングな企画であることを思い出しました。その対談で柳沢翔監督は、赤字になって自腹を切ったことを明かされています。
ただ、Youtuberが映像クリエイターの範囲に入っているのが意外だった。
たとえばCMでお世話になってる博報堂さんの力を借りたり、著名な映画監督、写真家、CMクリエイターなど、「映像への金のかけかたとノウハウを知っている人」なわけです。
他の個人PV、例えば田村真佑さんのやつとかを見てもらえればわかるんですが、クリエイターの作る映像はもう画の強さが圧倒的なんですよ。
クイズノックの画と比べて、強さがすごい。
クイズノックには、予算をそこにつぎ込む能力が無いのです。
そのかわりに、80点の炎上しない企画をポンポン生み出す力と、圧倒的エンタメとしてのQuiz力があります。
編集やディレクションに力を入れていないところにお任せしちゃう、というのは、乃木坂側の挑戦であったと同時に、他のクリエイターには驚異かもしれません。
QuizKnockの知識量は、20数年間、超効率的に詰め込んだ知識とひらめきの結晶なので、映像クリエイターにとっては黒船でしょう。画にかかった金も違います。
でもそういう新進気鋭のクリエイターをちゃんと拾って、ちゃんと上が「イイネ!」って言って通して、ほんとに形にしちゃうって、それは乃木坂46というチームがまだまだ貪欲なことを示していて、少し嬉しいです。
実際、メディアとしてのコラボなのか、クリエイターとしてのコラボなのかは木になりますが。。
もっといろんな動画クリエイターとコラボしてみて欲しい。
それこそ、ファッションブランドの撮影チームとか、コスメ系Youtuberとしての藤田ニコルとか、チョーヒカルさんとか、
もっとアンダーグラウンドに面白いクリエイターって沢山居ると思います。
#2018年自分が選ぶ今年の4枚 ボディペ編 気に入ってるの多くて選べない お花描くの下手だけど好き pic.twitter.com/QLuN6IEWQz
— チョーヒカル (@soba_ba) 2018年12月31日
女の子を可愛く映すのはもちろんですが、何をしても可愛い女の子で思いっきり遊ぶ空間をアイドル側から提供することには、いちアイドル好きとしては凄まじい可能性を感じます。