MacOS & iOS の「休止時間」機能がすごい。(MacOS Catalina&iOS13)
12月23日時点でiPhoneへの記事を書きましたが、実はiPhoneへの移行してからは2ヶ月くらい経ってるんですよね。
OSごと機種変したからってブログ書く気にはならないのは、もう年齢としか言いようがない。10台の俺なら大興奮だったでしょうね。
それはそうと、MacOSとiPhoneで使用できる、『休止時間』って機能ご存知ですか? これはAppleにしかできない、素晴らしい機能だなあと感嘆した昨日です。
MacOS自体は1年近く使っていますし、Catalinaにもしていましたが、iPhoneと合わせて利用して、初めてこの機能を見たときはびっくりしました。
スクリーンタイム
休止時間は、スクリーンタイムと言う機能の一部と言う扱いになっています。
スクリーンタイムは、最近流行りの機能ですが、アプリの使用時間を記録してくれる機能です。Androidにもアプリでちょくちょく出てきていますが、MacOSとiOSにはデフォルトで存在しています。
スクリーンタイムを確認すると、「あ、俺Twitterやりすぎてる!」とか「今週やたらブラウザ開いてるな…そうか、あの調べ物してたな」とか「LINE全然開いてない。友達居なさすぎww」などの本質情報に触れることができます。
普段の使っている時間や比率、相対的な変化などもみれて、自分のデジタル依存度を知ることができます。
さらに、AppleiDを入れることができる機器であるなら、スクリーンタイムを合算することが可能です。スマホとPCを総合した、生活管理が可能になります。
休止時間
休止時間は、詰まるところ「一定の時間、アプリをロックするOSの機能」です。
OSの機能です
アプリロック自体は、頑張ればAndroidやWindowsでもあるでしょうが、OSの機能として組み込まれているMacでは、全てのアプリを制限することができます。
アプリはOSにインストールするものですが、それはつまり、OSにアプリは支配されていると言うことで、さらに言えば、アプリ同士は別に支配等の干渉関係にはない、と言うことでもあります。
とあるOS内にあるアプリを全て統括するならば、統括用のアプリを使うよりOSの機能使ったほうがいいですよね。
休止時間では、このように、[毎日一律の時間or曜日ごとのカスタム時間]で、アプリを使えなくする時間を定めることができます。
その時間になるとどうなるか?
こうなります。
使えなくなったら不便なメッセージなどのアプリは最初から規制の対象外になっています。
また、ここを押すことで、一時的な解除も可能です。
1分だけ!ってやらせるのちょっと遊んでる。笑
さらにスクリーンタイムには2つのオプションと1つの連携機能があります。
デバイス間での共有
これはかなりの必殺技です。同じアカウントを入れているiPhoneと、スクリーンタイムの連携ができることは書きましたが、なんと休止時間も連携できます。
休止時間になったiPhoneも
このようにアプリが使えなくなります。
電話等の緊急性の高いコミュニケーションアプリは元から除外されているのもAppleらしさ。
パスコード
簡単には管理内容の変更やロック解除をさせないように、パスコードを設定したり設定することもできます。
ファミリー共有との連携
ファミリー共有で管理/被管理の設定をしておけば、管理者がメンバーの端末を時間でロックすることも可能です。
いろいろ使える
セルフコントロール
時間を気にせずスマホをいじってしまう人間で、気になることが見つかったらついつい夜ふかししてしまうタイプなのですが、この機能は生活リズムの維持にかなり役に立っています。
「スマホいじるのをやめろ」と言われるとか自制を求めるのではなく、その手前として「スマホを深夜までいじっている自分に気づく」ためにこの機能は使えます。
アプリの許可不許可も自由自在です。
ペアレンタルコントロール
親が子供にiPhoneを買い与えて、ペアレンタルコントロールとしてスマホを触る時間を管理することが可能です。晩ごはんを食べ終わる頃には、スマホがただの電話できる板になります。
デジタルコントロールの必要性。
デジタル・デトックスという言葉が数年前から聞かれるようになりました。
デジタルデトックス(でじたるでとっくす)とは - コトバンク
ネット上にある情報をすべて見るなんて到底無理なことはわかって久しいですが、
そもそも一個人の興味を満たす情報をすべて見たとしても、一生かかっても吸収しきれない様になってしまいました。
Buzzの名のもとに、すべての人間が高度な受信アンテナと、高度な発信方法を備えている時代に、幸福な情報が私達を押しつぶしうる状況が発生しようとしています。
より洗練された選別と効率の良い情報の処理が必要ですが、その手前として、時間の制限が必要です。
そう、私達の時間は有限なのです。情報は増えても飯は食わなければいけません。
目も脳みそも無限に空腹ですが、そもそも胃袋を1日3回満たささなければ話になりません。
情報ホリックとして、私が行き着いた、ごくありふれた結論の一つです。
適度な睡眠時間と食事、清潔な環境なしに、精神は回りません。
情報を遮断するのではなく、中毒にならないようにじわじわと薄めていく。私にはそれしかありませんでした。情報を抜くと死んでしまいますからね。
もう、情報収集を死なないと死んでしまう体になってしまったのが本質です。 これからどんどん、そういう人が増えていくでしょう。情報ホリックには情報ホリックなりのセルフコントロールがあると思うので、それを探すたびが始まりつつあることを感じています。