何かを取り戻すまでの日記

生涯のうちにやりたいこと

スクショとGIFで語る乃木坂46『夜明けまで強がらなくてもいい』MVレビュー考察

乃木坂46の24枚目シングル、「夜明けまで強がらなくていい」が発表されました。

毎度おなじみとなりましたが、スクショやGIFで見つけたポイントをちょこちょこ語っていきたいと思います。

最初にやったシンクロニシティはスクショのみ、第二回で開催したSing Out!はGIFのみでしたが、スクショは物足りなさ過ぎ、GIFはページが重くなりすぎました。

その反省を生かして、今回は動きが必要なところだけGIFにしてみます。 今回は場面ごとの語りだけでなく、MV全体の雰囲気やポジション、メンバーの演技にと幅広くやっていく予定です。

では行ってみましょう。

ポイント

”新人曲”としての新しい地平

今回の4期のMVは3期の新人曲「逃げ水」のころに3期と比べて、4期メンバーへ要求する内容が格段に上がっています。

 逃げ水はMVの構成やフォーメーションが"乃木坂に入りたての新人ちゃんをみんなで支えていこうね"というコンセプトになっていました。 それに対して、4期曲である「夜明けまで強がらなくていい」は、"疲れやマンネリ化に対する刺激、苦悩から救う新しい光"として4期生を描いています。明らかに要求するハードルが上がっているのです。

 甘やかすことが出来た3期生との時間は過ぎ去り、3期生は成長し、その間(橋本奈々未卒業~西野七瀬卒業)の間に沢山のメンバーが乃木坂を去り、己のため、乃木坂のために新しい舞台に旅立ちました。

爽やかに道を選ばず吹きすさむ「3番目の風」とは違う、変化と別れに晒された中での乃木坂46の目指す「4番目の光」が乃木坂4期生と感じられます。

 その役割を表すかのように、MVでの彼女らの表情は超然とし、悲しみや憂鬱さを乗り越えたかのような堂々とした佇まいを見せています。彼女らは、先輩方のたどり着いた境地や理想に更に高純度に近づくべく集められた存在なのではないでしょうか。

秋元康渾身の歌詞、曲もよくついていった

今回の曲は歌詞がめちゃくちゃかっこいい。ホントにカッコいい。

"暗闇は涙を捨てる場所" "命の無駄遣い 誰に謝るか"(誰に謝れば良いのか?誰に謝らなくても良い!)という力強い歌詞、憂鬱な気持ち、廃れた気持ちのそこから立ち上がること、自分らしく生きるんだ!という気持ちがどこからともなく立ち上る様がめちゃくちゃ描かれています。秋元さんGJ

水道の蛇口が出てきたのは何度目の青空か?などがありますね。

フラメンコ感のある曲自体も素晴らしいです。要所要所で3つ打ちを使用したパーカッション、ギターとストリングスの疾走感、朝焼け前に聞いたらぶち上がりそう。

曲の最後には、タンタンタン…と誰かが走っていくような音が入っています。

誰が走っているかは、各々で想像したほうが楽しいでしょうw

MVのこだわりとメンバーの挑戦

公式サイトによると、Documentary of 乃木坂46の丸山監督がメガホンをとられたとのことです。

乃木坂46では数多くのMusic Videoを手掛け、2015年に公開した乃木坂46初のドキュメンタリー映画「悲しみの忘れ方 Dcumentary of 乃木坂46」の監督でもある丸山健志さんに指揮を執って頂き、「メンバーの心情模様を画面に濃密に描きたい」という監督の思いから、あえて4:3での映像演出になっている所にも注目です!!

4:3での映像演出は、より正方形に近い映像…つまり、左右に映りがちな背景をカットするということです。 人間は縦長で、顔もまあ正方形なので、16:9の横長の映像は常に背景が大きく移る画作りが要求されます。

メンバーを普通に撮った時にも、より人間の比率が大きくなるように、左右をカットする意図があったのではと考えています。

今作のMusic Videoは、「女の子たちが人知れず心の中で葛藤を持っていたり、誰にも打ち明けることができない悩みを持っている」という事をテーマに描いています。

という表現にも繋がります。

心情表現重視というだけあり、先輩メンバーに要求されるレベルは4期生のまたもうちょっと上です。

メンバーの配信や755での発言で、メンバーそれぞれがどういう設定を背負って演技していたのかがじわじわと明らかになりつつあります。

そういう設定が見えてしまう前に、「この子はどういう設定で演技しているのか」を想像しながら見ることをおすすめします。

MVを見ていく

見ていきましょう。監督の意図をちょっと曲解して、できるだけ正方形で取り上げてみることにします。

MVは、さっきも軽く言いましたが、超然と佇む4期生3人と、

設定盛り盛りの先輩方で進んでいます。

お前振られただろ?って未央奈。さすが涙の女王

親と喧嘩した?って飛鳥

彼氏と喧嘩したっぽい桜井玲香

仕事で失敗したっぽいいくちゃん

まいやんは乃木おびで、「昨日仕事をやめた人」って言ってましたね

イライラマックスのブチギレよだちゃん。未央奈についで演技力すげえと思う

友達と喧嘩別れしたあとの山下美月。このあと振り返って走り出します

彼氏でも振った?それとも衝撃すぎてキャパオーバーしてるっぽい?まっちゅん

悲しみを振り返り、噛み締めている彼女たち。

突然妖艶過ぎるお姉さまたち

Bメロ前にキメにかかるBBA

ここの桜井玲香の演技が好き過ぎる

手前の涙もすごかった

女神

もぐもぐ未央奈

腕の角度や回転、目線、首の角度、どれも研究され尽くしてる動き。2億点

決意からのグループ名、好き過ぎる。縦書きで算用数字でこの縦長の枠。かっこいい

ちゃんと?バイオリンを引いてる飛鳥先生

情感たっぷりに踊る与田先生
お上手になって…(しみじみ)

遠藤さくら頭身綺麗すぎ問題

賀喜さん筒井さんよりも顔の角度や腕のフリへの意識が高い遠藤先生

筒井ちゃんベストショット

賀喜先生イケメンベストショット

可愛すぎる遠藤先生ベストショットで〆。

総評…攻めたMV

年々、メンバーには一つどころではない新しい挑戦と、レベルアップの要求がされています。
新人にはより高いハードルを、先輩にはよりハイレベルを。

もし運営が本気なら、Seishiroさんでガチの振り付けにしたでしょう。

そうではなくCRE8BOYさんのポップめな振り付けでしたが、丸山さんの古い感じの撮り方と相まって、少し昭和のアイドルぽくなっています。

それでも、スクショやコマ送りで追う価値はありました。

夏休みの課題のように、先輩も信じも、用意されたハードルを超える姿、というのが
このMVの真の姿のように思います。

husigiyt.hatenablog.com

husigiyt.hatenablog.com