何かを取り戻すまでの日記

生涯のうちにやりたいこと

生駒ちゃん卒業ライブと齋藤飛鳥の危うさ

実は生駒ちゃん卒業ライブに行っていました。 マジです

セトリはこちらから。

全体的な感想

もうね、生駒オールスター。完璧な。
後にも先にもこんな卒業ライブない、あったらたまったもんじゃない
そんなライブでした。

  1. 生駒センターパート
  2. シンクロニシティパート
  3. 生駒AKB時代パート
  4. 生生星パート
  5. 乃木坂パート
  6. 生駒センターパート(真)
  7. 挨拶、お別れ、締め
  8. 制服のマネキン
  9. アンコール
  10. ダブルアンコール(本当のサプライズ)

みたいな構成です。

「ななみんにお別れをいう会」だったバスラや
伊藤万理華中元日芽香にとって「シンプルに最後のライブ」だった東京ドームと違って、

本気の生駒の総括、全力の生駒里奈で、
生駒ファンが血涙とめどないライブでした。
僕は双眼鏡であしゅといくちゃんばっかみてました。途中からそれどころじゃなかったけど。。。

生駒ちゃんは「楽しむぞお!」ってあおるわけですが
どうやったってああ、これで最後なんだなという気持ちは拭えないわけですよ

「ああ、楽しいなあ、楽しいなあ、かわいいなあ、、すげえなあ、、、」って考えてるうちに
気づいたら涙が止めどなくあふれていて、、、

誰も寂しいなんて言わなくて、
でもメンバーにも涙の跡があって、

ありがとう意外の言葉が見つからなくて、

日村さんの「頑張れよ!」
設楽さんの「乃木坂に入ってくれてありがとう」のメッセージもぶっ刺さって、

最後の制服のマネキンなんか、誰もコールできなくて、
めっちゃ泣いてめっちゃ笑顔で、

わけ分かんない顔になってました。

初の生乃木坂

現場派では無かったんですが、
でもライブの破壊力は身に染みて感じました
かわいい、衣装が揺れる、声が響く、動いてる。 全力ではないけど、リアルさにおいて完璧に本気で、

でも見た目かわいいが過ぎて、
やっぱ完璧に作られた媒体の輝きには勝てねえなあと思ったけど、

生駒ちゃんや齋藤飛鳥白石麻衣西野七瀬生田絵梨花らへんは
媒体から発せられる迫力そのままがリアルに感じられて、

ああ、本当に雑誌や動画で見るそのままだ、
でも待てよ、なら本当に存在してるのか分からなくないか?という
ちょっとした「絵本から飛び出した」かのような体験を味わいました。

最大の山場だった、あしゅの発言

この記事。

前向きな卒業だとは分かっていたけど、それでも生駒ちゃんが「残りたい」って、 「また乃木坂として活動したい」と思えるグループでいられなかったことが…(声を詰まらせる

支え合ったこと、分かり合えたこと、 いろんな生駒ちゃんへのメッセージがあったけど、

この齋藤飛鳥の発言は危うすぎた。

乃木坂の活動や、アイドルの活動そのものが虚像だということが明文化されそうで、
乃木坂の居心地の良さに甘えている部分がある、ということが露わになりそうで、
だめだ…と言ってしまいそうになりました。

そんなことはみんな分かってて、
それでもかわいい女の子の全力が見たくて、アイドルという姿に夢の欠片を垣間見ることで、 アイドルというカルチャーは存在できてると思うんです、

でもそれには、圧倒的な「ホンモノ」との隔絶を感じずには居られなくて、
それに立ち向かえず、かわいいに甘んじることも、ただのタレントになることも、
十分あって、それでも今、今、、、とすがりついてしまうのが、

アイドルとそのファンの業だと思うんです。

それが共有されてしまいそうで、
どんなパフォーマンスにも「私達は偽物なんだ」の看板がついてしまいそうで怖かった。

最近の生駒ちゃんの活動、卒業に向けていろんなことに取り組む生駒ちゃんを見て、そう思うのは生駒ちゃんに対して失礼だし、 生駒ちゃんが卒業した後も誇らしいメンバーがいるから、

とあしゅが落としてくれましたが、それでも

ホンモノになりたいと思ってしまった

という、香月さんの言葉を借りるのなら、 「アイドルの批判をすべて背負って前を向く」ことができる生駒ちゃんの強さをもって、
あの場が締められたんだと思います。

ホンモノとは

生駒ちゃんは「ホンモノになりたい」とアイドルの卒業から手を引きました。

アイドルの仕事は「かわいくあること」だと定義していて、
昨今アイドルの価値は物語無しには語れないよな、と思っている私個人の視点による話し方となるけど、

ほんもの、つまりその業種のプロであるということは、金をもらって、その分の時間を費やすことであり、
お金をくれた人々になにかの価値をお返しすることだとします。

そういう意味ではアイドルはカワイイの本物だと思います。

残念なことにカワイイことで売れるのは数枚の写真や、
到底価値になるとは言えないと思われる握手券ぐらいで、

それ以外でかわいいを価値にしようと思えば、
演技、映像、バラエティ番組、歌、衣装、モデル業、、、、 いろいろなホンモノの間に潜り込むことになります。

そこで彼ら彼女らの姿勢に共鳴して成長するのが、アイドルの仕事の中身だと思うのです。

伊藤万理華が映像と演技の世界に触れて羽ばたいたように、
生駒里奈はダンスと演技の世界のホンモノを目指しました。

アイドルでありながらミュージカル女優の最前線を突っ走る生田絵梨花や、
瞬間で勝負できるモデル業で生き残れそうな白石麻衣齋藤飛鳥などの怪物揃いの乃木坂46ですが、 そこで自分の時間の使い道を考えなおしたら、卒業になった。
それだけのことなんですよね。

齋藤飛鳥もいつかそのことに気づく日が来るかもしれません。
偽物でも求められることに答える、仕事をきちんとする彼女は、やっぱりアイドルです。

モデル業

ココからは独り言。

齋藤飛鳥白石麻衣が雑誌やブックレットの前線を張ったり、 こじはるが29歳までアイドルでいられたように、
モデル業とアイドルってとっても相性が良いですよね。

演技やダンスなど、”準備と訓練"の中身が違うような仕事は アイドルのために必要な時間と、自分の為に必要な時間があったとして、
その残りじゃやっぱり足りないんでしょうね。